パントテン酸は必須栄養素であるビタミンの1つで、ビタミンB群に分類されます。
ビタミンは健康に生きるために必要な栄養素です。不足することで、様々な健康障害を引き起こします。
生きるために必要なパントテン酸の効果や欠乏症について解説します。
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パントテン酸とは
パントテン酸はビタミンB群の1つで、水に溶けやすい水溶性ビタミンです。
「パントテン」とはギリシャ語で「どこにでもある」という意味です。
その名の通り、多くの動植物食品に含まれている栄養素です。
パントテン酸の効果
パントテン酸はたんぱく質、炭水化物、脂肪の代謝に不可欠な酵素を補助する、補酵素の役割を持っています。
生きるために必要なエネルギー生産に重要な関わりを持っています。
また、皮膚の健康維持による美肌効果、粘膜の保護による免疫力UP、副腎皮質ホルモンの合成の作用もあります。
さらに、善玉(HDL)コレステロールの生成を促進する作用もあるため、血流改善の効果も期待できます。
パントテン酸効果一覧
・三大栄養素の代謝・美肌効果
・免疫力UP
・副腎皮質ホルモンの合成
・血流改善
パントテン酸の欠乏症
パントテン酸はエネルギー生産に必要な栄養素です。
不足することで健康維持が難しくなり、様々な障害を引き起こします。
主な欠乏症は次の通りです。
・成長停止 ・皮膚や粘膜の炎症 ・頭痛
・副腎障害 ・手足のしびれや知覚異常
パントテン酸の過剰摂取
パントテン酸は水溶性ビタミンです。
体内に蓄積されることはなく、余分な量は尿などの排泄により体外へ排出されます。
過剰摂取による健康への影響は報告されていません。
パントテン酸の摂取量の目安
成人男性 5mg/日
成人女性 4mg/日
※基本的にほとんどの食品に幅広く含まれているため、不足することはほとんどありません。
ただし、食生活の乱れ、特にインスタント食品中心の生活をおくると不足する恐れがあります。
パントテン酸を多く含む食材
・レバー ・納豆 ・イワシ ・さけ
・卵 ・牛乳 ・落花生 etc…
まとめ
パントテン酸は生きるために必要なビタミンB群の1つです。
エネルギー生産や皮膚の健康維持に重要な関わりを持ちます。
不足することで、様々な健康障害を引き起こします。
食生活の偏りや乱れで不足することがあるため、注意が必要です。
幅広い食材に含まれているパントテン酸ですが、安心せずに、健康的な食生活をおくっていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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