ビタミンCの効果まとめ!多く含む食べ物や風邪との関係も解説

ビタミンCは必須栄養素であるビタミンの1つです。

ビタミンと聞いて最初に思い浮かべるのはビタミンCではないでしょうか?

それほどビタミンCはポピュラーであり、健康維持に求められる栄養素です。

 

ビタミンCは必須栄養素であるため、不足することで様々な病気を引き起こします。

ビタミンCの効果や多く含む食品についても解説していきます。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

ビタミンC(アスコルビン酸)とは

ビタミンCは水に溶けやすい性質の水溶性ビタミンです。

ビタミンCは船乗りに恐れられた、壊血病の治療に有効な成分として発見されました。

長い航海で栄養が不足し、船員たちの間で壊血病が流行しました。壊血病に柑橘類が効果的だと判明し、柑橘類に多く含まれるビタミンCが抽出されたのです。

ビタミンCの効果

ビタミンCはコラーゲンの生成に必要な栄養素です。コラーゲンは皮膚、血管、軟骨、骨、靭帯、腱などを構成するたんぱく質です。人体のたんぱく質のうち、30%はコラーゲンで構成されています。

ビタミンCには美肌効果や骨の強化、関節の柔軟さ、靭帯や腱の強化による運動能力UPといった効果があります。

また、ビタミンCには強い還元能力を持ちます。抗酸化作用により、体内で生産される活性酸素を除去します。さらに、ビタミンEの再生にも作用します。

ビタミンEの抗酸化作用と相まって、体内の老化をとことん防ぎます。

ビタミンCの効果まとめ

・コラーゲンの合成

・骨や歯の強化

・関節の強化

・腱の強化による運動能力UP

・肌の弾力増加

・血管の正常な形成

・過酸化水素、ヒドロキシラジカルといった有害な活性酸素の除去

・抗酸化作用によるアンチエイジング効果

・免疫力UP

・ビタミンEの再生

・コレステロールの減少

・ストレスの減少

・鉄分やカルシウムなどのミネラルの吸収促進

スポンサーリンク

スポンサーリンク

ビタミンCと風邪

「ビタミンCは風邪に効く」という話は有名です。風邪予防や風邪をひいてしまった際、ビタミンCの摂取を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

ビタミンCの投与により風邪の症状が軽くなり、完治が早くなるという実験結果もあるように、ビタミンCが風邪に効くという意見は正しいように思います。

しかし、ビタミンCはコラーゲンの生成に作用する栄養素です。免疫力UPには、粘膜の保護に作用するビタミンAの方が向いているように思います。

 

ここで考えてほしいのは、バランスの良い栄養素の摂取です。

ビタミンCを多く含む柑橘類には、ビタミンAに変換されるβカロテンも多く含みます。

サプリメントにより単体で栄養素を摂取するのではなく、食事により様々な栄養素を摂取することが、風邪の予防と早期治療に効果的でしょう。

 

ビタミンCの欠乏症

ビタミンCは体を構成する重要なコラーゲンを合成します。そのため、ビタミンCが不足すると様々な健康障害を引き起こします。

また、タバコやストレス、過剰な飲酒により体内のビタミンCは著しく低下すると言われています。

壊血病

ビタミンC不足で発症する代表的な病気です。

コラーゲンが不足することで、コラーゲンにより構成されているあらゆる細胞が弱まっていき、最終的には崩れ始めます。

皮膚や歯茎の出血や骨折、古傷が開いたり、完治した骨折箇所がまた骨折したりと、ひどい場合には死に至る恐ろしい病気です。

ビタミンCを基準量(100mg/日)摂取していればまずかかることのない病気ですが、発展途上国や日本でも栄養の乱れで発症する恐れがあります。
 

その他の欠乏症

・免疫力の低下  ・骨折 ・老化の促進

ビタミンCの過剰摂取による副作用

ビタミンCは水溶性であるため、基本的には不要な量が尿によって体外へ排出されます。

食事による過剰摂取の心配はありません。

しかし、サプリメントにより一気に大量服用を行うと吐き気、下痢、腎障害などを引き起こす恐れがあります。

サプリメントで摂取する場合は、1日に数回に分けて摂取するなど、大量服用は控えましょう。

ビタミンCの摂取量

ビタミンCは水溶性であるため、体内に貯蔵することができません。

毎日の摂取が求められます。また、数回に分けて摂取するよう心がけましょう。

成人   100mg/日

ビタミンCを多く含む食材

ビタミンCは「レモン○個分」と表示されるように、柑橘類に多く含まれます。

※ちなみにレモンに最も多く含まれるというわけではありません。グレープフルーツや柚子の方がビタミンCを多く含みます。

また、ビタミンCは熱に弱い性質なため、加熱により崩れてしまいます。そのため生での摂取が求められます。

多く含む食材は次の通りです。

・柑橘類・アセロラ ・トマト

・イチゴ・緑黄色野菜・柿

・じゃがいも

※じゃがいものビタミンCはデンプンにより保護されているため、比較的熱に強いです。加熱調理でもビタミンCが摂取できる食材と言えます。

 

 

まとめ

ビタミンCは体の構成に不可欠な栄養素です。

不足すれば壊血病という恐ろしい病や体の老化を引き起こします。

現在はサプリメントにより摂取しやすくなりました。しかし摂取率はサプリメントより食品の方が良いです。できるだけ食品により、天然のビタミンCを取り入れるように心がけましょう。

また、タバコやストレスによる体内のビタミンCの低下を招かないためにも、生活習慣を見直しましょう。

ビタミンCでいつまでも若々しい体を維持していきましょう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

関連記事

  1. ビタミンの重要性

    ビオチンの効果!ビオチン療法やニキビ予防についても解説

    ビオチンは必須栄養素である「ビタミン」のうち、ビタミンB群に分類されま…

  2. ビタミンの重要性

    ナイアシンの効果!欠乏症やナイアシンフラッシュとは

    ナイアシンは生きるために必要な栄養素「ビタミン」のうち、ビタミンB群に…

  3. ビタミンの重要性

    ビタミンB1の効果!多く含む食材や欠乏症とは?

    ビタミンB1は五大栄養素の1つであるビタミンの一種で、私たちが生きてい…

  4. ビタミンの重要性

    ビタミンKの効果!含まれる食品や欠乏症についても解説

    ビタミンKは必須栄養素である、ビタミンの1つです。傷による出血…

  5. ビタミンの重要性

    ビタミンB12の効果!欠乏症や悪性貧血への効果とは

    ビタミンB12は必須栄養素である「ビタミン」の1つです。ビタミ…

  6. ビタミンの重要性

    ビタミンA(レチノール)の効果!多く含む食材も解説

    ビタミンAは五大栄養素の1つである、ビタミンに属します。ビタミ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

人気記事

PAGE TOP