タバコに対する世間の意見が厳しくなっています。
飲食店など多くの店舗の「完全禁煙」や「分煙化」は当たり前になっていますね。
おまけにタバコ税の増税により、タバコはどんどん値上がりしています。
禁煙についてのCMも多く、喫煙者はタバコをやめざるを得ない状況になっています。
筆者もそんな喫煙者の1人でした。
しかし、年々肩身の狭くなる喫煙に対してバカらしさを感じ、禁煙に踏み切り、成功しました。
ちなみに禁煙外来、禁煙グッズは利用しませんでした。
今では自分が喫煙者だったことが信じられないほど、喫煙とは無関係な状態です。
禁煙による体のうれしい変化も毎日実感しています。
この記事を見に来ているあなたも禁煙したいと考えているのではないでしょうか?
長年連れ添った「喫煙」にさよならした私だからこそ「喫煙者」「禁煙希望者」「禁煙成功者」全ての人の気持ちが分かります。
そこで、私が感じた私なりの「禁煙のコツ」をまとめていきます。
この記事で、少しでも多くの「禁煙希望者」の方々が「禁煙成功者」に仲間入りできれば幸いです。
目次
禁煙のきっかけ
コツに入る前に、私が禁煙しようと思ったきっかけを簡単に説明しておきます。
ちなみに喫煙歴10年ほど、1日に1箱は吸っていました。
きっかけその1 金銭的な考え
一番のきっかけはやはり金銭面です。
1日に1箱買っていたため、1日ワンコイン近くは確実に使っていたということですね。タバコは買って、お昼ごはんは買わない日もありました。
1ヶ月に換算すると約1万5000円、年間約18万円です。金額の大きさがよく分かりますね。
きっかけその2 体調面を考え始める
タバコが健康に悪いことは知っていましたが、特に大きな症状もなく、気にしていなかったのが事実です。
しかし、禁煙の数ヶ月前からセキとタンが気になり始めました。
さらに男性機能の低下を感じ始め、タバコが関係していると分かったため、禁煙を決意しました。
きっかけその3 歯のヤニが気になり始める
あとは歯のヤニに嫌気がさしていました。
歯の前面にもヤニがついてしまったため、1度歯科医院でヤニ取りをしました。
しかし、しばらくすると裏側のヤニが復活してきました。
またヤニ取りに行くのも面倒ですし、お金もかかります。
※ヤニ取りは保険適応外でした。
鏡を見るたびに思う「嫌気」も禁煙のきっかけの1つです。
タバコをやめるためのコツ
では禁煙経験者だからこそ言える、「禁煙のコツ」を紹介していきます。
コツその1 具体的にやめる日を決める
タバコをやめる日は「1週間後にやめよう」「来年のどこかでやめよう」「次値上がりしたらやめよう」というふうに、漠然と決めていては絶対にやめられません。
こんなふうに決めてしまうと「まだ大丈夫、まだ行ける」いう感情が沸き上がり、どんどん先延ばしにしてしまいます。
私はやめる日を決め、その日の前日までは普通に吸っていましたし、数を減らすこともしませんでした。しかも、その日が近づいてくると、逆にやめるのが楽しみになっていました。
具体的な日にちを設定することで、甘えることができなくなります。
誕生日や結婚記念日など、覚えやすくて特別な日に設定するといいでしょう。
コツその2 自分は喫煙者じゃないと言い聞かせる
禁煙してまもなくは食後や待ち時間にタバコを吸いたくなります。禁煙のつらいところですね。
しかし、ここで「禁煙しているから」と思ってしまうと、余計に禁煙が嫌になってしまいます。
私は食後などタバコを吸いたくなると「元々喫煙者じゃなかったから帰ります」と自分に言い聞かすようにしました。
バカみたいですが、これが結構効きます。
はっきり言ってつらいのは3日ほどです。その後はタバコの習慣も抜けていくため、つらさも減っていきます。
最初はこんなバカなことでも考えて、楽しく我慢してみましょう。
コツその3 喫煙のデメリットをひたすら言い聞かせる
タバコのデメリットは皆さんも知っていることでしょう。
しかし、喫煙中はデメリットのことは、ほとんど考えないのではないでしょうか?
禁煙中、タバコが吸いたくなれば、タバコのデメリットをひたすら考えてみてください。
特に「自分が最も嫌うタバコのデメリット」を考えると効果絶大です。
わたしの場合は匂いと歯についてしまうタバコのヤニを思い浮かべていました、、、
「タバコを吸うとあんなふうになってしまう」と思うと、タバコを吸いたい気持ちもなくなっていくはずです。
コツその4 タバコをダサいと思い込む
わたしが禁煙に成功することができた、最も効果的なコツが「脳を変化させる」です。
難しく言っていますが、要は考え方を変えるだけです。
職場や出かけ先で喫煙所の前を通るとき、喫煙者を見かけることってありますよね。
そんなとき「いいな~」って思ってしまいがちではないですか?
その「いいな~」という感情を別の感情に変えます。
例えば「うわ~まだ吸ってるんだ」や「タバコに支配されてかわいそう」というふうに考えましょう。思いきって、自分が一歩進んだ人間のように思うと効果的です。
最初のうちは無理矢理でもかまいません。
だんだん自然に思えるようになってきます。
現在、タバコを嫌う女性が本当に多いです。喫煙者がモテない時代になっているんです。
「タバコはダサい、喫煙者はモテない」
こんなふうに脳を変化させることが禁煙成功の近道だと私は思います。
コツその5 喫煙グッズを全部捨てる
「ライターや灰皿を捨てよう」
これは禁煙のアドバイスの中でも、かなりメジャーですよね。
メジャーだからこそ、とても理にかなっています。
タバコを吸うアイテムが無ければ、吸うことはできませんからね。
設定した禁煙日にタバコに関するものは全て捨てましょう。全部です。
禁煙すると決めたからには、甘えや逃げ道は必要ありません。誰のためでもないです。自分のためです。
コツその6 短期目標を決める
これもよく聞くアドバイスです。
「長期間だと先が長く感じるため、まずは短期間の禁煙を頑張ってみましょう」
ということなのでしょうが、考え方を間違えれば喫煙再開の原因になります。
「1週間禁煙できたから、ちょっと吸ってもまたやめられるだろう」
禁煙の短期目標を達成した人によくありがちな甘えです。
禁煙すると決めたからには、短期ではなく一生やめる覚悟がなければ、そもそも禁煙などすべきではありません。
わたしが考える短期目標の意味とは、
「1週間やめたから、ちょっとでも吸ってしまったら、この1週間が無駄になるな」
というような考えになることです。それがブレーキになってよりタバコから遠ざかれます。
私も禁煙スタートから1~2週間ほどで、友人にふざけてタバコを勧められたことがありました。
そんなときはひたすら「もったいない、ここで吸ったら一からやり直しだ!」と考え続けました。
「禁煙者はちょっとだけ吸っても禁煙失敗になる」
これは肝に命じておく必要があります。
コツその7 自分にご褒美を与える
喫煙のデメリットの1つに、金銭面の問題があります。
禁煙すればもちろんタバコ分のお金が浮きます。
このお金を貯金に回すのも、もちろん素敵なことですが、定期的に自分にご褒美を与えると禁煙を楽しむことができます。
それはお菓子でもいいですし、ラーメンでもいいです。なんでも良いので自分の好きなものを自分にプレゼントしてあげましょう。
定期的に自分にご褒美を与えていれば、次の目標まで頑張りやすいですよね。
目標とご褒美がセットになることで、目標が漠然としたものにならず、より具体的になります。
ぜひ頑張った自分にプレゼントを与えてあげましょう。
コツその8 趣味に打ち込む
「タバコを吸いたくなったら運動すると良い」
これも禁煙のアドバイスでよく聞きます。
これについては運動に限らないと、わたしは思います。
要はタバコを忘れるほど打ち込めることをすればいいんです。
それはスポーツかもしれませんし、筋トレかもしれません。また、ゲームであったり、釣りであったりと人によって打ち込める趣味は様々です。
その「時間も忘れて楽しめること」を思いっきりやりましょう。
場合によっては禁煙で浮いたお金を趣味に回すのもいいかもしれませんね。
コツその9 つらいと思わない
禁煙は、つらいと思うと続きません。
もちろんつらい場面があるかもしれません。
しかし、上記のコツを実践していけば、つらさは「楽しさ」に変わるはずです。
何度も言いますが、禁煙でつらいのはほんの数日です。
あとは自然とタバコの習慣は抜けていき、文字通りタバコとは無煙の生活ができるはずです。
禁煙で感じた体の変化
禁煙することで、多くの嬉しい変化が体に起こります。喫煙中は気付かなかった体の異常に、禁煙することで気付けることもあります。
私が感じた禁煙の効果を紹介します。
筋トレの効果が上がる
筋トレをしていても、タバコを吸っていては思うように筋肉は成長しません。
タバコが筋肉の成長の邪魔をしているのです。
私自身、日頃から筋トレをしていましたが、筋肉の成長に限界を感じていました。
「タバコが足かせになっているのではないか」と薄々感じてはいましたが、本気にしてはいませんでした。
私が禁煙してから感じたのは「疲れにくくなっている」ということです。
今まで限界だった回数も難なく越えられるようになりました。
より筋肉を追い込むことができるようになり、筋肉もさらに成長してくれました。
寝起きがよくなる
私が最も感じた体の変化がこれです。
禁煙してから、悪かった寝起きが改善し始めました。
良いのか悪いのか、朝の5時に目が覚め、そのまま活動できることもありました。
タバコで血行が悪くなることは有名ですよね。
禁煙することで血行が改善され、目覚めがよくなるということなのでしょう。
私のように、元々寝起きが悪い人は余計に効果を実感できますよ。
ごはんがおいしくなる
禁煙で感じる効果で最もメジャーなものが「ごはんがおいしくなる」でしょう。
タバコが味覚に与える影響は想像できますよね。あんなに臭いのきつい煙を吸っていたのですから、当然でしょう。
禁煙すればごはんの味に敏感になれます。
これも良いのか、悪いのか分かりませんが、私はまずさにも敏感になりました。
また「ごはんがおいしくなりすぎて、太るんじゃないの?」
という不安もありますが、前述の通り
「筋トレ効果がUPするから大丈夫でしょ」
というのが私の意見です。
肌がきれいになる
タバコは血流を悪くします。
血流が悪くなれば、栄養が全身に行き渡りません。
さらにタバコの毒素も血流に乗ってしまいます。
肌は十分に栄養が足りていないと、正常な新陳代謝「ターンオーバー」ができません。
そうなると、いつまでたっても古い皮膚細胞が残ってしまい、肌のトラブルを引き起こします。
禁煙でしっかり栄養が全身をめぐれば、ターンオーバーがしっかり行われ、美肌を維持できます。
若々しい体を維持でき、アンチエイジング効果も期待できます。
私自身ニキビなど、肌のトラブルが減ったのを実感しています。
肌トラブルで悩んでいる人は禁煙しましょう。
集中力が増す
禁煙すればタバコという『邪念』が無くなります。
何かをしているときそれのみに集中することができます。
仕事の効率がよくなる
集中力が増せば仕事の効率が良くなります。
「ここまでしたらタバコ吸おう」と思うことがありませんか?
禁煙すればこの感情が無くなります。
仕事の効率が良くなれば、それだけ評価の対象にもなり、昇格や昇給の可能性も出てきます。
野心の強い方、ぜひ禁煙して満足のいくパフォーマンスを発揮しましょう。
まとめ
禁煙はつらいと思えばどんどんつらくなります。
ここで書いた禁煙のコツを実践していけば、つらさを楽しさに変えることができるはずです。
禁煙したいと考えている方、ぜひ行動に移してみてください。
禁煙に成功できたら、もう喫煙所を探すことも、ライターが無くてもがくこともありません。
少しでも多くの禁煙希望者が、禁煙者の仲間入りできることを心から祈っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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