ダイエットや筋トレの強い味方となるのがプロテイン(たんぱく質)です。
プロテインは筋肉の増強だけでなく、ダイエット中のたんぱく質不足を解消してくれます。
今回は、プロテインの中でも、大豆を原料とする「ソイプロテイン」を紹介します。
ダイエット食として人気のあるソイプロテインの効果を、デメリットも合わせて解説します。
健康的にモテる体【健モテ】な体を目指して、ソイプロテインの正しい知識を身に付けましょう。
目次
ソイプロテインとは
私たちは普段から「大豆」を口にしています。大豆そのものを食べていなくても、大豆から加工された豆腐/納豆/味噌/醤油/などの食品や調味料は、昔から日本人の食卓に並べられてきました。
ソイプロテインは「大豆(Soy)」を原料としています。
大豆に含まれる植物性たんぱく質を抽出して作られるのがソイプロテインです。
※牛乳に含まれる動物性たんぱく質を原料として作られるのがホエイプロテインとカゼインプロテインです。
大豆は完全たんぱく質
たんぱく質は炭水化物、脂肪と並ぶ、三大栄養素の一つです。
たんぱく質にはアミノ酸が含まれています。人間はこのアミノ酸をたんぱく質から分解、吸収することで、生きるために必要なエネルギーを得ていま。
体内で作ることができないアミノ酸を必須アミノ酸といいます。
必須アミノ酸
・バリン ・メチオニン
・ロイシン ・トリプトファン
・イソロイシン ・スレオニン
・リシン ・フェニルアラニン
※バリン、ロイシン、イソロイシンはBCAAと呼ばれ、筋肉を構成するアミノ酸です。
8種類の必須アミノ酸が全て含まれているたんぱく質を完全たんぱく質と呼びます。
肉、牛乳、卵などの動物性たんぱく質は完全たんぱく質です。
一方、植物性たんぱく質には、必須アミノ酸が一部足りていなかったり、十分な量が含まれていなかったりします。(不完全たんぱく質)
ベジタリアンがたんぱく質不足になりがちなのはこのためです。
しかし、大豆に含まれるたんぱく質は、植物性たんぱく質でありながら、完全たんぱく質です。
このため大豆は「畑の肉」と呼ばれ、肉を食べないお坊さんに昔から重宝されてきました。
ソイプロテインの特徴
ソイプロテインは体内でゆっくり消化、吸収される特徴があります。
吸収スピードが早いプロテインの代表がホエイプロテインです。
ホエイプロテインが瞬時に吸収され、筋トレによって破壊された筋肉を修復するのに効果的です。
それに対しソイプロテインは、長時間に渡って体に栄養を供給します。
睡眠時や休息日の栄養補給として最適です。
ソイプロテインのメリット、デメリット
植物性たんぱく質であるソイプロテインには、動物性たんぱく質から作られる他のプロテインとは違う効果があります。
メリット、デメリットを挙げていきましょう。
ソイプロテインのメリット
ダイエット食に最適
ソイプロテインは消化、吸収がゆっくりです。摂取することで、高い満腹感が長時間持続します。
低脂肪、高たんぱくであるソイプロテインは、ダイエット中のたんぱく質の補給に最適です。
睡眠中も栄養供給が続く
体は動かしていなくても筋肉の維持や内蔵の活動によりエネルギーを消費します。(基礎代謝)
睡眠中も同じです。
そのため、睡眠前の栄養補給が必要です。吸収スピードが早すぎる他のプロテインは、睡眠中に供給される栄養が足りなくなってしまいます。
一方、ソイプロテインは摂取してから長時間、体にアミノ酸などの栄養を供給します。
睡眠中の筋肉の分解を抑制し、内臓活動のエネルギー源として活躍します。
牛乳嫌いな人も飲める
「味が嫌い」
「アレルギー」
「お腹がゴロゴロする」
理由は様々ですが、牛乳に対して抵抗を持つ人は意外に多いです。
※お腹がゴロゴロするのは牛乳に含まれる乳糖が原因です。この乳糖をうまく消化できないため、消化不良を起こしてしまうのです。
牛乳由来のプロテインは、牛乳が飲めない人は手を出すことができません。
大豆由来のソイプロテインは、このような人たちも安心して飲むことができます。
大豆イソフラボンが豊富
大豆に含まれるイソフラボンという成分は、女性ホルモンであるエストロゲンと構造が似ています。
その結果、様々な効果が期待できます。
・抗酸化作用による美肌効果や老化防止
・更年期障害の予防
・がん予防
・悪玉コレステロールの減少
・体脂肪率の減少
・血流改善
・糖尿病予防
・骨粗しょう症予防
女性に多い症状である更年期障害、骨粗しょう症は女性ホルモンの減少により起こります。
また、乳がんや前立腺がんも女性ホルモンのバランスが崩れることが関係していると言われています。
大豆イソフラボンは女性ホルモンと同じ働きをすることで、女性だけでなく、男性のホルモンバランスの乱れも整えます。
また、優れた抗酸化作用により、美肌効果や老化防止、がん予防効果があります。
さらに、悪玉コレステロールによる動脈硬化を抑制し、血流改善の効果もあります。
食物繊維で腸を活性化
大豆に含まれる食物繊維は、腸内の善玉菌(ビフィズス菌、乳酸菌)の栄養源となります。
善玉菌が活性化し、腸内環境がよくなれば、便通がよくなります。
また、人間の免疫活動のの70%は腸内で行われています。
腸内環境をよくすることは、病気予防に繋がります。
ソイプロテインのデメリット
筋肉の肥大効果は薄い
ソイプロテインは吸収スピードが遅いため、筋トレ後すぐに筋肉を修復しません。
あくまで時間をかけてゆっくり修復します。
実は筋トレでダメージを負った筋組織は、すぐに回復してあげないとあまり大きくなりません。
筋肉を大きくするのであれば吸収スピードの早い、ホエイプロテインを摂取する方が効果的です。
もちろんソイプロテインにも筋肉を修復する効果がありますので、筋トレの効果が無くなるわけではありません。
ただ、筋肉の成長スピードがゆっくりになってしまう可能性はあります。
妊婦さんはホルモンバランスが崩れる可能性が
妊婦さんがソイプロテインを摂取することでホルモンバランスが崩れる可能性があります。
赤ちゃんにも影響がある場合があるので、摂取には気を付けるべきだと言えます。
おすすめのソイプロテイン
ザバス ソイプロテイン 100
大豆たんぱく質100%のソイプロテインです。
筋肉の修復を助ける7種のビタミンB群、体の回復を助けるビタミンCを配合しています。
無駄な脂肪を落とすことに特化したプロテインと言えます。
まとめ
ソイプロテインについて紹介してきました。
低脂肪、高たんぱくであるソイプロテインはダイエットに最適なプロテインです。
筋肉の修復効果も高いので、睡眠前や休息日に摂取すると、より効果的に筋肉を成長させられます。
ただ、場合によっては他のプロテインの方が効果が高いこともあります。
バランスを見ながら、ソイプロテインも摂取していきましょう。
健康的にモテる体【健モテ】な体を目指して、ソイプロテインで魅力的な体を手に入れましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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