代謝とは?基礎代謝や新陳代謝の違いや上げ方も解説

健康やダイエットに興味のある人なら、誰もが「代謝」という言葉を聞いたことがあると思います。

健康に関する情報や商品には「基礎代謝がよくなる」や「新陳代謝を促す」といった代謝についての文面がよく見られます。

 

しかし、「代謝について詳しく説明して」「基礎代謝と新陳代謝の違いって?」

こう聞かれて、すぐに答えられない人も多いことでしょう。

健康維持を目指すなら避けて通れない「代謝」について分かりやすく説明します。

健康的にモテる体【健モテ】な体づくりのため、代謝について正しい知識を身に付けましょう。

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そもそも代謝ってなに?

代謝とは、

生物が外から取り入れた栄養や酸素などを、体の中で分解または、違う成分に合成する活動のことです。

 

代謝は大きく分けると「異化」と「同化」に分類されます。

取り入れた有機物や無機物を分解、吸収し、エネルギーに変えることを異化と呼びます。異化の代表は「呼吸」です。呼吸で取り入れた空気から酸素を取り出し、生命活動に必要な栄養とします。

この異化により生物は取り入れた栄養から生きるために必要な栄養素を得ることができます。

反対に異化で作られたエネルギーを使ってたんぱく質、脂肪、血液、毛、皮膚といった体を構成する物質を合成することを同化と呼びます。

 

また、成長や生殖も代謝によって行われます。

人間を含めたあらゆる生物が体系を維持できているのは日々、体の中で代謝が行われているからです。

 

「基礎代謝」「新陳代謝」

代謝と聞いて思いつくものが基礎代謝新陳代謝ではないでしょうか。

どちらも代謝と付くため、生命活動に必要なことではありますが、根本的に違います。

ざっくり言うと、

・基礎代謝は何もしていなくても消費するエネルギーのこと

・新陳代謝は古い細胞と新しい細胞が交換されること

です。

つまり、基礎代謝は同化、新陳代謝は異化です。

それぞれ詳しく説明しましょう。

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基礎代謝

生物の体は運動をしていなくても常に活動しています。睡眠中でさえ、心臓は血液を送り出し、他の内蔵も消化や分解で栄養素を作り出し、毒素を排出しています。

また、筋肉も基礎代謝によって維持されています。

これらの臓器や筋肉の活動にはエネルギーが必要です。

このように、何もしていなくても消費するエネルギーのことを基礎代謝といいます

基礎代謝によるエネルギーの平均的な消費量は成人男性で1500kcal、成人女性で1200kcalだと言われています。

ちなみに、基礎代謝が高い部位を順番は肝臓、脳、筋肉です。この3器官で60%の基礎代謝をしめています。

 

年齢や筋肉量、内蔵の状態などで基礎代謝は変化します。

基礎代謝の年齢のピークは20代で、その後下がっていきます。

また、筋肉量が多ければ維持するためのエネルギーが増え、基礎代謝も上がります。

内蔵の消化吸収機能や分解機能が弱っていれば、その分基礎代謝も下がります。

年齢による基礎代謝の減少は防ぎようがありません。その分、運動と内蔵の健康維持でカバーするべきですね。

 

新陳代謝

生物の体は細胞の集まりです。様々な役割を持つ、小さな細胞が集まって1つの体を構成しています。

人間であれば、だいたい60兆個の細胞からできていると言われています。

これらの細胞は生物と同じように老化します。

老化した細胞を排出し、新しい細胞に入れ換えることが新陳代謝です。

人間は1秒間で500万個、1日で5000億個の細胞が入れ替わっていると言われます。

 

肌で例えると、古くなった皮膚がアカとなってはがれ落ちますよね。これを皮膚の「ターンオーバー」と言います。

このターンオーバーも新陳代謝の1つです。

 

新陳代謝の周期は年齢だけでなく、生活習慣も影響します。

タバコやストレス、食生活の乱れは新陳代謝を抑制します。

新しい細胞を作れず、古い細胞が排出されないため、肌荒れが起こります。

最悪の場合は重大な病気を引き起こす可能性もあります。

新陳代謝は健康維持に欠かせない機能です。

ちなみに「企業の新陳代謝を促す」というように、新陳代謝は「新しい体制に変える」という意味で使われることもありますね。

 

まだまだある、その他の代謝

水分代謝

人間の体の65%は水分でできています。体の水分量を調節する働きが水分代謝です。

外から取り入れた水分は、必要分が吸収され、それ以外は排出されます。

この水分代謝が正常に行われないと、体の水分が多くなり、むくみの原因にもなります。

脂質代謝

外から取り入れた脂肪は中性脂肪やコレステロールといった、脂質に変換されます。そして貯蔵または、エネルギーに変換されます。

この、脂肪の変換と貯蔵、エネルギー変換のはたらきが脂質代謝です。

薬物代謝

病気などで薬を摂取した際、体は薬を病気に対する物質と体外に排出する物質に分けます。

これが薬物代謝です。

毒物を摂取してしまった際、解毒しようとする機能も薬物代謝です。

生活活動代謝

基礎代謝ではなく、何気ない日常生活で行われる代謝エネルギーのことを生活活動代謝といいます。

もちろん生活スタイルによって消費されるエネルギーは変わります。

基礎代謝と生活活動代謝を上げることでダイエットはもちろん、健康的な体も維持できます。

まとめ

健康維持には欠かせない、代謝について説明してきました。

生活習慣病は体の代謝機能が弱ることで起こります。

基礎代謝、新陳代謝を高めることは、ダイエットだけでなく、病気を防ぐことにも繋がります。

 

健康的にモテる体【健モテ】な体づくりを目指して、体の代謝機能を高める生活を心がけましょう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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