ビタミンB1の効果!多く含む食材や欠乏症とは?

ビタミンB1は五大栄養素の1つであるビタミンの一種で、私たちが生きていく上で必要不可欠な栄養素です。

不足することで、脚気といった重大な病気にかかる恐れがあります。

 

必須栄養素であるビタミンB1について解説します。

 

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ビタミンB1(チアミン)とは

ビタミンB1は水に溶けやすい性質の、水溶性ビタミンです。

代謝によるエネルギー生産に重要な関わりを持つ「ビタミンB群」の1つです。

吸収しきれなかった分は、尿として排泄されるため、過剰摂取の心配がありません。

 

ビタミンB1の効果

ビタミンB1は脂肪と糖質の代謝に必要なビタミンです。

摂取することで、三大栄養素である脂肪と炭水化物をエネルギーに変えることができます。

体内のエネルギー生産がスムーズに行われることで疲れにくい体になり、疲労改善の効果も期待できます。

 

また、脳のエネルギーには糖質が必要です。ビタミンB1は糖質の代謝により、脳疲労の軽減にも効果があります。

脳の疲労を予防することで、ストレス軽減やうつ病の予防にも繋がります。

 

ビタミンB1の欠乏症

ビタミンB1は体内のエネルギー生産に必要な栄養素です。不足することで、糖質の分解ができなくなり、疲労が蓄積しやすくなります。

ビタミンB1の不足が続いてしまうと重大な病気を引き起こしてしまう恐れがあります。

 

脚気(かっけ)

「脚気」はビタミンB1欠乏による病気で最も有名です。

エネルギー生産不足による気だるさや、食欲不振、足のむくみやしびれが主な症状です。

末期になると、動機や手足のしびれがひどくなり、寝たきりの状態になります。最悪の場合心不全を引き起こし死にいたるケースもあります。

江戸時代に主食が玄米から白米に切り替わった際、米の胚芽に含まれるビタミンB1が不足したため、大流行しました。

現在は栄養バランスが極端に崩れなければ発症の心配はありません。

しかし、インスタント食品中心の食生活では発症する恐れがあるので注意が必要です。

 

その他の欠乏症

・神経の炎症  ・関節の炎症

・エネルギー不足による疲労

・イライラなどの精神不安

 

ビタミンB1を多く含む食材

・豚肉 ・うなぎ ・胚芽 ・米ぬか ・牛乳

※ビタミンB1は熱に弱いため、調理にはあまり向いていません。また水溶性なため、洗いすぎると流れ落ちてしまいます。

過剰摂取の心配がないため積極的に摂取していきましょう。

 

過剰摂取による副作用

ビタミンは水溶性なため、不要な分は尿などで排出されます。

過剰摂取による副作用は現在報告されていません。

 

 

まとめ

びたビタミンB1はエネルギー生産による疲労軽減の効果があります。

体だけでなく、脳の疲労も抑えるため、普段の生活に好影響を与えてくれるビタミンです。

健康的な生活を送るためにもビタミンB1を積極的に摂取していきましょう。

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