ビタミンＢ２は必須栄養素である「ビタミン」のうち、ビタミンＢ群に分類されます。
ビタミンＢ２は生きるために必要な栄養素です。不足することで、健康障害や様々な病気を引き起こす可能性があります。
ビタミンＢ２（リボフラビン）とは
ビタミンＢ２はビタミンＢ群に分類されます。水に溶けやすい水溶性ビタミンです。
多くの栄養ドリンクに配合されており、これらを飲んだときに尿が黄色になるのはビタミンＢ２の色です。
ビタミンＢ２の効果
ビタミンＢ２は三大栄養素(たんぱく質、炭水化物、脂肪)の代謝に必要な栄養素です。
主な効果は次の通りです。
・三大栄養素の体内でのエネルギー変換や赤血球の生成をサポート
・皮膚や粘膜を保護する効果もあり、口内炎や皮膚の炎症を予防
・皮膚の健康維持による美肌効果
・目の乾燥や充血、眼精疲労を改善
・目の病気の予防
・髪の毛や爪の健康維持
・子供の正常な発育を促す
ビタミンＢ２を多く含む食材
ビタミンＢ２は熱に強いので調理に向いています。しかし水溶性であるため、洗いすぎにより流れ落ちることがあるので注意しましょう。
・レバー類 ・納豆 ・乳製品
・葉野菜 ・うなぎ ・卵
ビタミンＢ２の欠乏症
ビタミンＢ２は食生活の乱れで不足することがあります。
特に肉類、卵、乳製品、葉野菜の摂取量が減ると、健康障害が起こりやすくなります。
また、水溶性なため、過剰に摂取しても尿として排出されます。体内に貯蔵することができないため、毎日の摂取が求められます。
主な欠乏症は次の通りです。
口内炎、肌荒れ
ビタミンＢ２が不足すると、まず粘膜や皮膚に影響が現れます。
口内炎やニキビなど、皮膚や粘膜に何らかの炎症が起これば、ビタミンＢ２の不足を考えましょう。
成長障害
子供の正常な発育にはビタミンＢ２が必要です。
ビタミンＢ２が不足することで、成長が止まってしまうこともあります。
バランスの良い食事を心がけ、子供の健やかな成長を促進しましょう。
細胞の老化
ビタミンＢ２が不足すると、細胞の新陳代謝が正常に行われにくくなります。
古い細胞がいつまでも存在することで、体自体の老化が進んでしまう可能性があります。
若々しい体でいるためにも、ビタミンＢ２は積極的に摂取していきましょう。
その他の欠乏症
皮膚や粘膜に健康障害が出やすいのが特徴です。
過剰摂取による副作用
ビタミンＢ２は不要な量が尿により排出されます。
過剰摂取による副作用は報告されていません。
摂取量の目安
成人男性 １．６mg/１日
成人女性 １．２mg/１日
また、摂取カロリーによってもビタミンＢ２の必要な摂取量は変わります。
１０００kcalにつき０．４mgが必要とされています。
まとめ
ビタミンＢ２は皮膚や粘膜の健康維持に欠かせません。
特にニキビや口内炎の予防や治療に効果的です。
多くの栄養ドリンクにも配合されているということは、元気に過ごすために必要な栄養素だということです。
毎日の食生活が乱れなければ、不足することはほとんどありません。
健康維持のためにも、ビタミンＢ２に意識した食生活を送ってください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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